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人が動き出す前に必要なこと

5月に入り、新年度がスタートしてから1ヶ月が経ちました。

 

この時期になると、現場の中で少しずつ変化が見えてくることがあります。

 

 

それは
**人が変わる前の“兆し”**です。


人が変わる前にあるもの

これまで私は、社員の目が輝く瞬間を数多く見てきました。

 

自信がつき、発言が変わり、行動が変わる。
その変化はとても分かりやすいものです。

 

 

ただ、その変化の前には必ず
ある“前提”があると感じています。


土台となるもの

それは

 

チャレンジできる環境と、本人の問題意識です。

 

発言しやすい空気。
挑戦を受け入れる風土。

 

そしてもう一つは、
自分ごととして捉える意識です。

 

 

こうした土台があって初めて、
その先に新しい知識を素直に受け入れ、行動につなげていくことができるのだと思います。


モミジの話

それを改めて感じる出来事がありました。

 

昨年、庭にモミジを植えました。

 

造園の方から最初に言われたのは、

 

「最初の夏をどう乗り切るかが勝負です」

 

という言葉でした。

 

環境が変わり、まだ根も定着していない状態で、
厳しい暑さをどう乗り越えるか。

 

私は毎朝水をやり、様子を見ながら丁寧にケアを続けました。

 

 

その結果、秋には紅葉を見せてくれました。


我慢の時間

そして冬。

 

今度は逆に

 

「水をやらないことが大事」

 

と言われました。

 

手をかけたくなる気持ちを抑え、自然に任せる。

 

さらに春先、

 

「ここでもまだ我慢です」

 

と言われました。

 

なぜかというと、

 

 

この時期は根が水を求めて成長する時期だからです。


本質

根がしっかり張らなければ、
枝は広がらず、美しい葉もつきません。

 

私はこの話を聞いて、強く感じました。

 

👉人も同じだということです。

 

 

つまり、すべては“根”で決まるのだと感じました。


人材とのつながり

環境が整い、安心して挑戦できる状態があり、
そして本人の中に問題意識が芽生える。

 

その中で、すぐに成果を求めるのではなく、
まずは“根”を育てる時間が必要です。

 

この“根”とは、単に知識やスキルではなく、
自分ごととして捉える感性や、顧客の立場で物事を考えようとする意識の積み重ねだと感じています。

 

そして、その根を育てるためには、
発言しやすい空気や、挑戦を受け入れる風土といった“環境”が欠かせません。

 

まるで植物にとっての水や空気のように、
その質が成長を大きく左右するのだと思います。

 

 

そして、その土台があって初めて、
新しい知識を素直に受け入れ、行動につなげていく力が育っていくのではないかと思います。


社会への視点

こうした「環境と土台づくり」は、
これからの人材育成や組織づくりにおいて、ますます重要になっていくのではないでしょうか。

 

 

この考え方は、私がソニー時代に経験してきた風土の中でも感じてきたことであり、
これまで関わらせていただいた企業様の中でも、共通して見られるものだと感じています。


最後に

 

これからも、一人ひとりの成長の土台に向き合いながら、
人が輝く瞬間を支えていきたいと思います。


 

人も植物も、その成長は“根”で決まるのだと感じています。

 

感性とは体験の数。

今日も新しい体験を重ねていきたいと思います。