学びのかたち ― 知る喜び、動く力。
社会に出てからも学び続けるということ。それは簡単なようでいて、実はとても奥深いテーマです。
今月は「学び」をめぐって、学び直し・原点回帰・そして学びの本質へと、3つの視点から考えました。
母校・岐阜工業高校 100周年記念式典の朝。
◆ 学び直しの時間(社会人の学び)
20年前に取得した「家電製品アドバイザー」「家電製品エンジニア」の資格を、5年ごとの更新で学び直しています。ちょうど今週が更新の締め切り。eラーニング受講と試験に追われつつも、最新技術や業界動向に触れることで、いまの仕事に直結する気づきとヒントが数多く得られました。
家電製品エンジニア資格認定証(eラーニング更新試験)
家電製品アドバイザー資格認定証(認定更新試験)
eラーニングによる学び直しと資格認定更新を通じて、新しい知識を再習得。
◆ 学びの原点に帰る(母校での気づき)
11月1日、母校・岐阜工業高校の創立100周年記念式典に参加しました。若者たちのまなざし、懐かしい空気、そして青空のもとで感じた「再び学ぶ喜び」。この場所には、時代を超えて受け継がれる学びへの情熱があります。
入口に「日本一の満足度を目指す」と書かれた校舎。
記念式典の会場へ向かう導線。
◆ 学びの本質を考える(毛利 衛 氏の講演より)
式典後半では、元宇宙飛行士・毛利 衛さんの講演がありました。「学生時代の学びは自己形成のため、社会人の学びは誰かの役に立つため」という言葉に深く共感しました。私の答え合わせは、学生時代は“学びが先で単独”、社会に出てからは“課題と実践の中で学びが磨かれる”——そんな学びのステージの違いを改めて実感しました。
講演会場の様子(テーマ:宇宙の地球人としての私たち)
◆ 知行合一 ― 学びを行動へ
改めて感じるのは、学びの本質とは「知って終わること」ではなく、「行動して初めて体得となる」ということです。トゥモローブレインでは創業以来11年間、この「知行合一(ちこうごういつ)」を大切にしてきました。吉田松陰が塾の掛け軸に掲げ、勝海舟もまた信条としたように、学んだことをすぐ行動に移し、実践によって血肉化する。私たちが“研修”ではなく“トレーニング”と呼ぶのも、そのためです。
学びを知識で終わらせず、行動で成果へ。だからこそ、学びの意義と効果を体感し、学ぶことがワクワクで愉しいという好循環へ。この11年、企業の皆さまに評価いただけているのも、知行合一の実践が組織の成長と成果に結びついているからこそです。これからも、学び続け、動き続ける姿勢を大切にしていきます。
母校にて。学びの原点に帰る笑顔の一枚。
トゥモローブレイン株式会社 代表取締役 北川 幸一




