「WBC元栗山監督と易経-竹村先生の対談」より

こんにちは代表の北川です。先月、2023年WBC 世界一のJapan元栗山監督と易経※の竹村先生の対談講演会で直接お話が聴ける機会に恵まれました。その時の話題とそこから学んだ組織リーダー像を自分に振り返ってみました。(写真掲載許諾済み)

※易経は占いでなく5000年にわたり読み継がれてきた東洋の古典であり、帝王学や経営学・人生論が書かれている書物

  前半はNHKアナウンサーが司会進行し、栗山元監督の誠実でユーモア溢れるトークタイム。栗山監督は準決勝戦の村上選手の決定打までの経緯と想い、記憶に残るトラウト選手と大谷選手との劇的対決シーン裏話‥等、楽しくもリアルな話で臨場感アップ!

 後半は竹村先生が栗山監督との対談形式で、易経視点でチームを率いWBC優勝へ導いた成功要因を掘下げる

 

 先ず驚いたのはWBC栗山元監督が長年に渡り「組織を統率して成果を出す為に監督・組織リーダーは何をなすべきか?」の答え探しの経緯を話されながら「勝者の法則や組織力を最大化させる組織リーダーのあるべき姿・真髄を探究し続けてきた。教科書がない領域で歴史や易経からの学びが有益である。未だ勉強中ですが」との言葉に「そうだったの」の驚きと「私も探し続けてます」と共感!

 

●栗山さんが考える監督の役割は?

「WBC出場選手は超一流、個々の力は凄いので細かいテクニック等は何も言わず、言えない(笑)。私は選手を信じ選手のパフォーマンスを最大化できる環境づくりに専念しました。」

 そして「目標は野球の生まれた国で世界一になること。そして野球・勝負を愉しむこと、優勝にこだわること」‥等、その理念や方針・到達目標を明確に選手へ共有し、ブレず最後まで言い続けたこと」等

 また、「シーズン期間のリーグ監督ならば、自分でゆっくり考えさせる機会を与えるが、WBCは短期間のチーム形成なのではっきり自分の意思を言葉で伝えること、両方向のコミュニケーションを心がけた。」とも

 

●結果として、

「ダルビシュ選手が調子が上がらない中で自分にできる事として、仲間への助言やチームの雰囲気づくり、アメリカ選手たちの癖を共有するなど自分が出来る事を陰で凄くやってくれてた。そのことが凄く効いたと思う。彼には大変感謝しています。」「大谷選手も同様に彼は投打以外に彼のやり方で色々なことをチームへ波及させてくれた」・・・「選手達が一つの目標に向かい、各自が主体的に何を今すべきかを考え行動し、最後まで諦めなかった」‥等全選手を称賛されました。

 

●竹村先生はWBC侍ジャパン世界一の要因を易経に照らし合わせ解説 「陽の集団を一つにまとめあげるには・・・」「強力な組織とリーダーの在り方、それは時・環境や目的により色々な形があるが栗山監督のスタイルが選手達にかみ合ったこと」や「君子(リーダー)に求められる器とは?」等の内容を私は聴き頷くばかり

 

更に今回の栗山監督と竹村先生からの学びは、振り返るとソニーの設立趣旨書の記載内容や井深さん・盛田さんの両名誉会長の格言の一つにも同様な内容があります。稲盛さんの格言も同様

 

「この本質は間違っていない!」私は改めて自信と確信を持てた。

私も還暦、会社の今後の10年に向けて、新たな経営の理念と方針を再考し当社ホームページを一新中です。先ずはホーム部分をご一読頂ければ幸いです。



最後に昨年度は時間がとれず、ブログ掲載なくフェイスブックのみの近況報告となりましたが、社員1名が新たに加わり時間が多少とれますので、月1回を目標に私の日常ごとから経営や商品企画・マーケティングに役立つ、気付きや学びをご紹介して参ります。どうぞよろしくお願いいたします。