商品企画・マーケティングの秘訣 今さら聞けない専門用語VOL.3

 こんにちはトゥモローブレイン(株)北川です。

今回は私が売れる秘訣のキーワードを選んで解説するシリーズのVOL.3です。
 
 VOL.3は『ニーズ』です。
 
商品企画・マーケティングでは「ニーズをつかめ」「ニーズを掘り下げろ」「潜在ニーズを掘起せ」・・と売れる商品開発手法の原理原則として言われる程に重要で私が講義やコンサルティングで一番多く言葉にする専門用語だと思います。

 

 その『ニーズ』の意味を明確にして商品企画をすることがプロの道への近道。売上アップ・ヒット商品化への分岐点の意味深いキーワードです。

 

 では、皆様は「『顧客ニーズ』とは何?」と聞かれて何と答えますか?

 ・・・

「顧客ニーズとは顧客がほしいモノ」と言われることが多くないですか?

  ・・・

 間違ってはいません。

 

 しかしプロはもう一歩深堀して明確にしてほしい!

 

「ほしいモノ」のモノってどんなモノの意味を指すのでしょうか?

 

「ほしいモノ」の解釈には『ニーズ(欲求)』とウォンツ(要求)の2種類があります。

 例をあげると

「お化粧品が欲しい」は『ニーズ』ですか? それともウォンツ』の意味ですか?

これはニーズ』ではなくウォンツです。

マーケティング用語の横文字名称の使い分けですが、重要なのはその意味合いです。

 

意味合いはウォンツ(要求)』はニーズを満たす手段で一般的には目に見えるモノと捉えて下さい。

対比してニーズ(欲求)目指す姿・状態のゴールや目的で目に見えないモノ(心の中にある漠然としたモノ)を指します。

 

 その観点から例えると「お化粧品が欲しい」は「ウォンツ」で、ニーズ』は化粧品を買う目的・目指す姿である「きれいになりたい」「自信を持ちたい」にあたります。

 

 私は『顧客ニーズとは心の中の欲求で目に見えないモノと答えています。

 顧客ニーズをつかむこと」=「顧客の琴線に響くこと」=「顧客の心に響き売れるに直結するんです。

 

 最後に、あなたがこの言葉の意味合いを組織やチームで事前共有しておくと商品開発の会話・会議内容が的を外さず本質に早く迫れます、商品開発がスムーズに進みます。そしてニーズウォンツ』の使い分け意識商品企画・マーケティングのプロへの近道です。

 

 これを読んだ今から意識開始! あなたの目と脳が進化始めます!